世界トップ水準1時間2万枚
高速印刷機を導入
ジョーメイ短納期の受注に対応

印刷業のジョーメイ(新潟市東区)は、1時間に2万枚という世界最高水準で印刷でき、色の管理を自動化したドイツ製印刷機を導入した。印刷の大幅スピードアップにより、短納期のチラシ印刷への対応も可能になる。

 導入したのは、ドイツKBA社の菊全サイズ(縦363ミリ、横939ミリ)対応の中型機。ジョーメイやKBAの日本法人KBAジャパンによると、1枚1枚給紙する方式の片面印刷機としては世界最速で、KBA社製の日本国内1号機となる。
印刷機に用紙を送り込む際の位置合わせの自動化が進んだことや、印刷物の色の管理を機械内部のカメラを通して自動で行うことが可能になり、スピードが上がるだけでなく、1台の操作に必要な人員も減らせる。
 ドイツから遠隔操作でメンテナンスできる機能も付き、診断や修理のために機械を止める時間の短縮も期待できる。
 ジョーメイはこれまで、チラシや通信販売用カタログといった短期間での納期が求められる製品は主に外注していたが、印刷機の導入で自社印刷できる幅が広がった。
 刷版作る機械の入れ替えも含め、総投資額は約3億5千万円で、北越銀行(長岡市)を主幹事とする金融機関とシンジケートローン(協調融資)契約を締結し、資金調達した。導入による2015年8月期の売上高目標は、前期より1億円増の15億円を見込んでいる。
 加藤丈明社長は「会社の規模に比べて大きな投資だが、これまでの印刷機の2倍以上の早さになった。これで納期が限られていても自社で対応できる印刷物の種類が増える」と話している。